銭湯では今日は菖蒲湯

もう各家庭に浴室があるから、浴材は薬局で買って、風呂に入れて、入浴のことと思うが、銭湯(公衆浴場)では、菖蒲の葉を刈り束にしたのを2〜3束、湯船に入れてあり、ぶかぶか湯に浮いており、菖蒲のいい匂いが広い浴場に立ち込めている。厄払いのまじない、子供のころはまだ入浴者の少ない混まない早い時間に風呂屋へ行き、菖蒲の束を押さえて底へ沈ませ、またがって浮くか浮かないか、いろいろともてあそんだ。それが見っかって、番台のおじさんや、番頭さんに叱られたものだ。今でも大きなヘルス浴場や、営業している銭湯は、今日は菖蒲の束が、ぷかりぷかりと浮かして有るかも!