案に違い快晴、表題だけ記録の借本。

【医者が泣くということ】細谷亮太著、角川書店・平成19年5月31日、初版。ISBN978-4-04-873780-7。\1500+税。
本書は「俳句」2005年1月号〜翌年12月号に、風の吹くままー医者ときどき俳人ノートという題で連載された文章をまとめ加筆、とある。
著者の経歴は略すとして、57、8歳の著者が外科医になるつもりが小児科医者になる事や、勤務先の聖路加国際病院の副院長兼小児科部長を兼ね、かつ、実家の山形県の医家への行き帰り、患者の診察、病院の組織、役目上の会議打合せ、講義で地方出張など、よく身体が持つことと感心する。俳人でも居られるから、その心と情も加えてのお医者さんだから、いろんな心づかいもされて診療されているのがよく伝わって来る。院内の様子、来患者の様子など、子供が病気になったら、この先生に診て欲しいと感じる。