前の公園へ出て見る

午後、公園へ出て見た。柳が芽吹いており、淡い薄緑色でなよなよと風に揺れている。桜も7分ぐらい開いてるが、樹が小さく本数も少ない。そうして、植わって居る場所が柳と離れて居るから『見渡せば 柳桜をこき混ぜて 都ぞ花の盛りなりける』という調子にはならない。けれど幼児連れのお母さんや、子供たちもそこここに居て、陽を浴びて遊んで居る。れんぎょう(漢字変換できなかった)が黄色い花をつけた枝をしなわせ、ゆきやなぎがまっしろの細い枝を揺らしていて、春になったなと楽しい気分になった。散歩の人影も見えて、芝生に腰を下ろし少憩する人もあり。