西丸晨哉さんの「山の博物誌」(中公文庫20ページ)キツネの項に出ている。金峰山(キンプサン)腹で隣尾根の黒い稜線を、明るい提灯様のものがいくつとなく多く出、木間がくれに動いて行く。遭難者でも有ったと大声でよびかける、200メートル位隔たりだのに、止まりも…
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