変わった短歌だと、はじめて知った、(の)以外は漢字ばかりの大先生

 電信隊浄水池女子大学刑務所射撃場塹壕赤羽の鉄橋隅田川品川湾    これなんだろうと思われる人も有るかも知れないが、知る人は知っている、れっきとした短歌です。私も知らなかった。作者は誰とお思いか?  誰でも名前を聞けば、感心するやら、びっくりするやら、知っていたから驚かないよ、と言われる方も有るでしょうが゛作者は斎藤茂吉さん(あの有名なアララギ派の)です。この大先生にこのような短歌が詠まれてあったとは。(の)だけが仮名であとは漢字ばかりずらずらずっと並んでる。何でも飛行機に乗っていて、見えた下界のいろんなものをご覧じた印象を詠じられたらしい。皆さんの感想は如何でしょうか。私はへーえこんな歌も詠めるのやなあと、びっくりしたのです。